火曜会と私

第3章秋葉原火曜会時代(2002年秋〜2003年6月)(その2)

2003年夏に、火曜会の開催場所であったイエローサブマリン秋葉原店が営業時間の短縮することをアナウンスしてきました。それまで火曜会は、19時頃より始まり22時に終了していたのですが、営業時間を21時にする、というものでした。これは参加者の大半が20時過ぎに集まることを考えればゲームをプレイするには実に物足りない時間であるため、火曜会参加者の間でどうあるべきか例会後の会食時に議論が戦わされました。
その時の案としては大きく3つの案がありました。

1 そのままイエローサブマリン秋葉原店で続ける。
2 同じ秋葉原にあるホビーステーションという店に開催場所を変更する。
3 新宿にある多目的ホール「柏木」に開催場所を変更する。
開催場所としては新宿・秋葉原共に交通の要衝であるために問題はないものの、秋葉原推進派の主張はすぐにボードゲームが買えるという利点を強く訴えるものでありました。

一方の柏木推進派は、秋葉原案の1.2.に対して、時間短縮は最大の難点であり、本会の根本であるゲームを楽しむ時間が減少するのは本末転倒であること、ホビーステーションはプレイスペースとしては現在の火曜会参加者数から勘案すると手狭であること、そしてホビーステーションはMTGが主流であることから火曜会が根付くには困難が予想されること、等を理由に反対し、そして、3.案を推す理由に、柏木はプレイスペースとして着々と実績を積んでおりなおかつ備え付けのボードゲーム等を多数所有していることを強く主張しました。
私個人は、新宿も秋葉原も近いので問題は無かったものの、火曜会の行きがけに本やらボードゲームやらを気軽に買える環境は秋葉原の方が整っていたのでどちらかといえば1.案に賛成の方でしたが、火曜会自体がうまく存続できる方策ならば最終的にはどの案でも賛成するつもりでした。
数回に及ぶ話し合いの結果、最終的に全会一致で柏木に開催場所を移動することで決定しました。2002年秋から続いてきた秋葉原火曜会はここで幕を下ろすことになりました。
個人的に秋葉原火曜会での思い出といえば、カワサキファクトリーから出た「ワードリンク」のアイデアがテストプレイを経て、ゲームマーケット2003に出展されるまでの流れを火曜会を通じて間近で見ることができたということでした。創作ゲーマーとしての評価の高い本社勤務某とより面識を深めることができたのもこの秋葉原火曜会であったと思います。