読書

「ねこめーわく1」(竹本泉 朝日ソノラマ2006)復刻版。復刻前のも持っていますが、あとがきを読みたいので購入。竹本ファンなら至極当然の所業。(笑)でも、久々に読むとこの頃の百合子は初々しいなあ。正に絵に描いたような現役女子高生という感じで…

「さくらの境」第2巻(竹本泉 メディアファクトリー2006)相変わらずの内容。でもファンだからついつい読んでしまう。 ただ、どうも私は竹本キャラの百合的なものには魅かれないんですよねー。 そういう意味ではイーナスもそうだった。というより竹本キ…

「新編 懐古的洋食事情」全3巻(市川ジュン 集英社)明治〜戦後にかけての洋食にまつわるシーンを描いた短編集。「陽の末裔」が大河ドラマ的に少々固めだったのに対してこちらは肩の力を抜いて楽しめる作品。「陽の末裔」の登場人物が出てくるのもファンと…

諸事情で外出できなかったので、引越荷物からいくつか本をサルベージ。 ・エウレーカ(岩明均著 JETS COMICS 白泉社2002)舞台はポエニ戦争の頃のシチリア島シラクサ市。叛旗を翻したシラクサに対して軍を差し向けるローマ。それに対してアルキメデスの考案し…

・「三者三葉」第3巻(荒井チェリー著 芳文社2005)・「まじかるストロベリィ」第2巻(まつもと剛志著 白泉社2005)・「たるとミックス!」第2巻(神崎りゅう子著 芳文社2005)・「旧幕臣の明治維新 沼津兵学校とその群像」(樋口雄彦著 吉川…

・ヒストリエ第3巻(岩明均著 アフタヌーンKC 講談社2005)描写は実に淡々としているのだが、それでもどんどん話に引き込まれていく。果たして何巻目でアレクサンドロス大王に主人公エウメネスは出会うのやら。(雑誌は見ていないので) 古代史が好きならオ…

まんがタイムきらら12月号好きな作家さんの作品が多いので自分的にお得感の高い雑誌です。漫画は4コマを読むのが増えましたね。基本的に小説は読まないですねえ。

「フォースター評論集」(EMフォースター 小野寺健訳 岩波書店 1996)以前も触れたことがありましたが、私の座右の書。凹んだ時、特に威勢のいい言説を目にした時はこれを読むと和む。一見柔和だけれどもその根底には揺るがない精神的な強さというものが…

・「私鉄ターミナルの物語」(藤本均 たちばな出版 2005)私鉄のターミナル駅がどのように発展していったかを国鉄(JR)との関係を交えつつ紹介・分析しているもの。私は交通網、特に鉄道・地下鉄・路面電車の発展によって街が発展していく歴史的過程とか…

ここ最近のまんがタイムきららでは某トリコ○休載のお知らせと表紙表記訂正が出来ない旨のお詫びが続いているけれども、正直今のきららはスタート時の様に無理にトリコ○を看板にしなくても十分にやっていけるような気がするので、無理させなくていいんじゃな…

高校時代に倫理の授業を選択していまして(センター試験では世界史だったので受験的には全く役に立たなかったのですが)その教科書に部分的に載っていた「出口なし」という戯曲がどうしても読みたくなったので先だっての仙台で購入。久々に読んだけれどもや…

コーセルテルの竜術士物語2(石動あゆま著 一迅社)今回の分は最初の2話を除いて雑誌の方で追っていたものの、好きな話が多いので待ってました、という感じ。今回の目玉は応募者全員サービスの特別小冊子。今から楽しみ。ところで石動あゆまさんご自身のHP…

「長い道」(こうの史代 双葉社)この人の作風は生活雑感とほのぼのに満ちているようでそれだけではない、何かこう、妙な色気というか、生々しさというか、情念を感じる。この「長い道」じゃあないけれど、同じ女性の独り暮らしを描いた高野文子の「るきさん…

コーセルテルの竜術士物語には7つの竜族(暗・光・地・火・水・木・風)が出てきて異種竜同士で術を使ったり(火竜と水竜でお湯を沸かす等)するので、その組み合わせを考えるのも面白かったりしています。「ワードリンク」みたいで。「はやて×ブレード(3…

鉄子の旅第4巻購入。この勢いで菊池直恵さんの過去の作品を単行本にしてくれないかなあ。とても読んでみたい気がする。

ゼロサムの新刊を購入。コーセルテルの竜術士物語を読む。ボードゲームの相手には地竜がいいなあ、などと訳の分からない感想を抱く。鉄子の旅の新刊はまだ見えなかった。

諸事情で某同人誌「盤上ノ友」9号〜12号を再読。アノ頃の自分が別人に思えてくる。 とりあえずオーソドックスに淡々とやってみるつもり。

「新聞記者 夏目漱石」(牧村健一郎 平凡社新書 平凡社) 明治のころの新聞事情を夏目漱石とその周辺のジャーナリストを通して描いている。今や夏目漱石は初めから大文豪として超然としたイメージがあるけれども、その地位は朝日新聞の専属としての時代に確…

・「KINCHO-STYLE 素晴らしい金鳥CMの世界」(幻冬舎)CMといえば伊東四朗の某白子のりのCMと某ヤクルトのタフマンのCMも好きです。

・「劉邦」(佐竹靖彦著 中央公論新社)著者は(検閲済)に(検閲済)された我が母校の名誉教授。私が在籍していた当時は教授でした。直接講義は聴いていませんでしたが(私は日本近現代史専攻だったので)懐かしくなって購入。内容は「歴史のさまざまな時点…

・「女學生手帖 大正・昭和 乙女ライフ」(内田静枝編 河出書房新書2005年) 例の「見てる」(家政婦ではない)シリーズが堅調なのを受けてこの手の本が出たのかはさだかではありませんが、私は戦前の雑誌の挿絵画家の絵が好きなので購入。当初の目的と…

「オルデンバーグ 十七世紀科学・情報革命の演出者」(金子務著 中公叢書 中央公論新社2005年)17世紀イギリスのロンドン王立教会初代事務総長にして世界初の科学雑誌「トランザクション」を刊行し、ヨーロッパの科学者間の交流、新人の発掘などのネッ…

George Orwell"As I Please"(私の好きなように)

ジョージ・オーウェルというイギリスの作家は「1984年」や「動物農場」とかで有名ですが、(と解説ではよく書いてありますが)私はこれらの小説よりも彼の書いたエッセイや評論の方が好きです。何と言うか、地に足の着いた考え方をしようと努めようとし…

諸々のことに凹んだ時、E.M.フォースターの評論集を読むと心が落ち着く。「私は運命にたたきのめされるまで、そっぽを向いている。私のばあい、これが勇気なのか臆病なのか、その点は分からない。だが、過去において人間がそっぽを向いていなかったら、価値…

結構、気に入った本を何回も読む傾向があります。 「三国志の迷宮 儒教への反抗有徳の仮面」(山口和久著 文春新書) 劉備が偽善者であるとちゃんと言い切っているところが良い感じです。